子供のうちから英語を始めないとネイティブみたいにはなれないのか?

日経Kidsプラス2006年10月号に、『英語脳を鍛える最強メソッド』っていう特集があって、そこにいろいろ書いてあったのが参考になったので、内容をご紹介。

タイトルの、「子供のうちから英語を始めないとネイティブみたいにはなれないのか?」って問題なんですが、答えから言うと、YES。でも、あくまで、「ネイティブみたいに」ってレベルに関してですからね。普通に、大人から英語学習を始めても、英語は話せるようになるので、ご心配なく。

で、話は、戻って、子供の英語学習の話。英語学習の目標が、「ネイティブのような発音、流暢さで英語を話せるようになる」ことなら、子供のうちから英語を始めるべき、ってことみたいです。子供が得意なのは、音に関する部分。子供は、特に発音の習得が、大人よりも得意みたいなんですね。英語学習の最近の研究によると、発音の良さに影響を与えるものは、3つあると言われていて、

①学習者の母語(=日本語)
②ものまね能力
③発音に対する興味

子供は、②の「ものまね能力」が大人に比べて、ずばぬけて優れている、ということがわかってきた。

もう一つ、英語学習だけじゃなくて、外国語学習で、一つ言われている仮説があるんです。それは、「臨界期仮説」というもの。臨界期仮説は、「外国語を習得するのに、年齢の限界がある」とする説で、要は、英語を学ぶのに、ある年齢になると学べなくなる、という仮説。その限界を臨界期と呼ぶんですが、その気になる臨界期、いつまでだと思いますか?それは、なんと、思春期まで。さらに、もっと言えば、発音に関しては、「臨界期は6歳」という説なんかもあります。

ただ、ご安心ください。この「学べる」「学べない」の意味は、ネイティブレベルになれるかどうか、を基準にしているので、思春期を過ぎてしまったからと言って、英語が身につかなくなるか、というと、そういう意味ではないですから。大人には大人の英語の習得方法があります。大人の有利な点としては、英文法を勉強して論理的に学ぶことができますし、発音だって、LとRの区別などを、違いを意識して発音するなど、子供にはできないことができる。だから、ここは、子供のうちに英語学習を始めておくと、より高いレベルにまで到達できるんだな、くらいに考えておくといいです。

また、この臨界期仮説、もう一つハッキリしていない部分もあるんです。臨界期とされる思春期を過ぎると、英語が身につく可能性が一気に減るのか、それとも、徐々に減るのか、という部分です。これはまだ未解明。このへんの問題は、英語教育研究者の方々に任せるとして、とりあえずは、子供には早いうちから、英語(外国語)に慣れさせておこう、ということです。音声に対するものまね能力が高い子供のうちに、英語に触れさせておくことで、ネイティブ並みの発音が身につく可能性を、『とりあえずキープしておける』という感じですかね。

まとめ

●子供のうちから英語の音に慣れさせておくのは、とりあえずは良いことだ
●でも、ネイティブレベルにするくらい高い目標じゃなければ、遅くてもいい

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